共働きで二人暮らしだと、毎日があっという間ですよね。
「ちゃんと家計を整えたい気持ちはあるのに、気づいたら月末…」ってこと、ありませんか?
節約をがんばろうとしても、食費を削るとか我慢系って続きにくいんですよね(正直、私も苦手です)。その点、固定費の見直しは、一度手を入れると“勝手にラクになる”タイプ。忙しい二人ほど相性がいいと思います。
【まず1分】今日やることはこれだけ
- スマホで今月の請求(カードor口座)を開く
- 「固定費っぽい支払い」を3つメモする(通信・保険・サブスクなど)
- 夜に10分だけ話す時間を作る(完璧に決めなくてOK)
家計の話が重くなりがちな二人は、共働き夫婦の共通口座×個人口座でラクになる家計管理も一緒に読むと、話し合いがスムーズになりやすいです。
固定費の見直しがいちばんラクに効く理由
共働き二人暮らしの悩みって、「収入はあるはずなのに残らない」「何に消えてるのか分からない」になりがちです。
ここで大事なのが、変動費(食費・交際費)よりも先に固定費を見直すこと。固定費は毎月ほぼ自動で出ていくので、いったん下げられると、来月も再来月もずっと効果が残ります。
たとえば月3,000円下がったら、年間で36,000円。これ、気合いで節約するよりラクだと思いませんか?
固定費の棚卸し|二人暮らしチェックリスト
固定費の見直しは、いきなり「乗り換え!」より先に、棚卸し(現状把握)がほぼ全部です。
ここでつまずく人が多いんですけど、原因はシンプルで「どこから見ればいいか分からない」だけだったりします。
まず集めるもの(明細・アプリ・契約情報)
- クレジットカード明細(過去2〜3ヶ月)
- 銀行口座の引き落とし履歴(過去2〜3ヶ月)
- スマホ料金のマイページ(契約プラン・オプション)
- 電気・ガスの請求(検針票、Web明細でもOK)
- 保険証券 or 保険アプリ(保険料と内容が分かるもの)
「書類が見つからない…」ってなって止まるの、あるあるです。先に言っておくと、最初は明細だけでも全然OKです。
棚卸しのコツ:1回で完璧にしない
棚卸しでやりがちな失敗が、「全部きっちり出そうとして疲れる」こと。
共働きの二人におすすめなのは、まず“固定費っぽい支払い”を拾うやり方です。
| カテゴリ | よくある固定費 | チェックの目安 |
|---|---|---|
| 通信費 | スマホ、光回線、Wi-Fi、端末代 | 2人合計で月1.5万円超なら要チェック |
| サブスク | 動画、音楽、クラウド、アプリ課金 | 「毎月なんとなく」が3つ以上ある |
| 光熱費 | 電気、ガス | 季節ごとの振れ幅を把握できてない |
| 保険 | 生命保険、医療保険、がん保険 | 内容が説明できない/重複してるかも |
| 住居費 | 家賃、更新料の積立、駐車場 | 手取り合計の3割を大きく超える |
目安はあくまで目安です。大事なのは「どこが重いのか」を二人で同じ地図にすることなんですよね。
【棚卸しが終わったら】次にやること
- 「削れそう」ではなく「金額が大きい順」に並べる
- 今月は1カテゴリだけ見直す(全部やらない)
- 通信費や電気代の具体的な見直し手順が必要なら、下の記事がそのまま使えます
格安SIMの比較と年間節約シミュレーション(通信費見直し)
2人暮らしの電気代を見直すポイントとプランの選び方
「今日は調べるだけ」でも進捗です。動いた自分を褒めていいと思います。
見直しの順番|ラクなものから大きいものへ
固定費見直しの順番は、ざっくり「ラクに減らせる → 金額が大きい」で考えるのが続きます。
最初から家賃に手を出すと、話が重くなりがちなんですよね。いきなり引っ越し検討は、疲れます。
サブスク見直し:放置がいちばん高い
サブスクの怖いところは、1つ1つが小さいのに「合計するとまあまあ」になるところ。
しかも共働きだと忙しくて、「いつか解約しよう」が永遠に続きます。
- 見てない動画配信
- 使ってないアプリ課金
- 無料期間が終わって有料に突入
ここは、二人で“罪悪感ゼロ”で切りやすいです。「必要ならまた入ればいい」って割り切れると強い。
通信費見直し:スマホとネットをセットで考える
通信費の見直しは、やる前は面倒に見えるんですけど、やってみると「え、こんなに下がるの?」ってなりやすい枠です。
ポイントは、スマホだけでなく自宅ネット(光回線・Wi-Fi)も含めて2人合計で見ること。
- 大容量プランのまま(実は家Wi-Fi中心)
- オプションが増えてる(保証・留守電・セキュリティなど)
- 端末代がいつまで続くか把握してない
細かい比較が苦手な人は、格安SIMの比較記事(ランキング・口コミ・節約シミュレーション)を“判断材料”として使うのがおすすめです。
電気代見直し:検針票と請求を見れば十分
電気代の見直し(二人暮らし)って、難しそうに見えて、見るポイントはわりと少ないです。
- 契約アンペア
- 使用量(kWh)の季節差
- 料金の内訳(燃料費調整など)
「比較サイトを触るのが不安…」という人は、まずは電気代の見直しポイントを整理した記事で、チェック項目だけ拾ってください。
保険見直し:不安で盛ると高くなる
保険の見直し(共働き)は、いちばん“感情”が入りやすいところです。
将来が不安だと、つい「手厚くしとけば安心」になりがち。でも、必要以上に盛ると、固定費が重くなって家計が苦しくなって、別の不安が増える…ということもあります。
ここは「何が起きたら困る?」を二人で言葉にしてから。保険の中身の前に、目的の確認が先です。
- どちらかが働けなくなったら、何ヶ月持てば安心?
- 貯金(生活防衛資金)でカバーできる範囲はどこ?
- 必要なら、掛け捨てで最低限を作る?
「そもそも家計の全体像が曖昧で…」という場合は、共働き夫婦のお金の基本(家計管理・貯金・将来のお金)を先に読むと、保険の位置づけが見えやすいと思います。
家賃見直し:引っ越す前にできること
家賃の見直しタイミングって、「引っ越すしかない」と思いがちなんですが、その前にできることもあります。
- 更新月・更新料の有無を確認する(次の判断材料になる)
- 同じエリアの相場をざっくり見る(今が高いか低いかの確認)
- 固定費全体で“家賃にかけられる上限”を決め直す
引っ越しは効果が大きい分、体力も使います。だからこそ、サブスクや通信費で“先に小さく勝っておく”のがおすすめです。
車関連・その他:持つなら固定費化して管理
車は、持つだけで固定費が生まれます(駐車場・保険・税金・車検・ガソリン)。
二人暮らしで車が必要な地域なら、いっそ「毎月の車費」として積立化しておくと、イベント出費で焦りにくくなります。
夫婦で揉めないルール作り|共通口座と役割分担
固定費の見直しが進まない最大の理由って、節約テクより「話し合いがしんどい」だったりします。
お金の話って、疲れている日にやると、びっくりするくらい刺さるんですよね…。これは本当に。
負担割合の決め方(収入差がある場合も)
おすすめは、固定費を「二人のプロジェクト」にして、負担をルール化すること。
- 完全折半(収入差が少ない二人向け)
- 収入割合で分担(収入差がある二人向け)
- 共通口座に生活費を入れて、残りはお互い自由(ストレスが少ない)
共通口座スタイルは、固定費の支払い先をまとめやすいので相性がいいです。やり方は共通口座×個人口座で家計管理する方法に詳しくまとめています。
お金の会話が重くならないコツ
- 「責める」じゃなく「仕組みを作る」話にする
- 疲れてる日はやらない(マジで大事)
- 結論を出さなくてもOKの日を作る
固定費の見直しは、二人の性格が出ます。だからこそ、正解探しより“続く形”が勝ちです。
今すぐできる小さな一歩/中長期で効く一歩
今日やる:10分でできる固定費ミーティング
時間がない二人は、10分で区切るのがコツです。
- 固定費で「高そう」トップ3を出す
- 今月は1カテゴリだけ触る(サブスクor通信費がおすすめ)
- 次の10分の予定を決めて終わる(来週でもOK)
ここまでできれば十分前進です。
3ヶ月で効く:自動化・固定化の仕組みづくり
見直しが続く人は、「意思」より「自動」で回しています。
- 給料日に先取りで貯金・積立(生活費とは別口座)
- 固定費の引き落とし口座・カードを一本化
- 月1回だけ“固定費チェック日”を作る
家計全体の整え方は、共働き二人暮らしのお金の悩み解消ガイドも合わせて読むと、モヤモヤが整理されやすいと思います。
よくある失敗とつまづき(そして戻り方)
解約し忘れ・二重契約・見直し疲れ
固定費見直しの失敗って、だいたいこの3つに集約されます。
- 無料期間の解約を忘れて課金スタート
- 乗り換えたつもりが、前の契約が残って二重払い
- やることが多すぎて途中で嫌になる
対策はシンプルで、「1カテゴリずつ」と「メモ(証拠を残す)」です。解約完了メールやスクショを残すだけで、だいぶ安心感が違います。
“節約ケンカ”になりそうなときの対処
これ、どの夫婦にも起きうるやつです。
そんなときは、相手の支出を責めるより、「固定費を軽くして余裕を作ろう」に話を戻すのがおすすめです。人の楽しみを削る話は、揉めやすいので。
「貯まらない習慣」をゆるく見直したい人は、2人暮らしでお金を貯めたい人が今すぐやめるべきことも、刺さるところだけ拾って読んでみてください。
【まとめ前に】固定費見直しチェックリスト(保存用)
- サブスク:使ってないのに払ってるものは?
- 通信費:2人合計で高すぎない?オプション放置してない?
- 電気代:検針票(使用量)を見た?
- 保険:内容を説明できる?目的と合ってる?
- 家賃:更新月と相場を把握した?
今日やるのは1つでOKです。できれば、次のどれかから。
通信費を下げたい人向け:格安SIM比較と乗り換えの考え方
電気代を見直したい人向け:二人暮らしの電気代チェック
家計の土台から整えたい人向け:共働き夫婦のお金の基本
「まずはスマホ明細を見るだけでOK」。その一歩が、固定費の見直しを動かします。
まとめ|共働き二人暮らしの固定費見直しは「仕組み」で勝つ
共働き二人暮らしは、がんばりすぎる節約より、固定費の見直しで“勝手に貯まる仕組み”を作る方が続きます。
最初から完璧にやらなくて大丈夫です。棚卸しして、順番を決めて、今月は1カテゴリだけ。これで十分、家計は動きます。
明日、ほんのちょっとだけ気持ちが軽くなるように。まずは今日、請求明細を開くところから始めてみてくださいね。









