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2人暮らしでお金を貯めたい人が今すぐやめるべきこと9選【貯まらない習慣を手放す】

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「給料日前になるといつも残高がギリギリ…」「2人ぐらしなのに、全然お金が貯まらない…」。
もしこんなモヤモヤを感じているなら、まず見直したいのは「増やし方」よりも今すぐやめるべきお金の習慣です。

とくに共働きの2人暮らし・同棲カップルは、なんとなくの支出でも生活が回ってしまう分、気づいたときには「貯金ゼロ」「ボーナス頼み」という状態になりやすいのが正直なところです。

この記事では、2人ぐらしでお金をためたい人が今すぐやめるべきこと9つと、今日からできる具体的な改善ステップをまとめました。

まずは9個すべてを完璧に変えようとしなくて大丈夫です。
「これ、私たちかも…」と感じたところから、1つずつ見直していきましょう。


2人ぐらしでお金が貯まらない人に共通する「今すぐやめるべき習慣」9選

① 無計画な支出を続けるのをやめる

なんとなく使い続けているお金は、気づかないうちに家計を圧迫します。
家計簿も予算も決めずに「そのときの気分」でお金を使っていると、外食・コンビニ・サブスク・ドラッグストアでのちょこちょこ買いが積み重なり、「いつの間にか今月も残高ギリギリ」という状態になりがちです。

2人暮らし・共働きだと、「今日は疲れたから外食にしよ」「新作のスイーツ出てたよ」など、お互いにブレーキ役がいないと支出が膨らみやすいのも落とし穴です。

改善策:ざっくり予算を2人で決める

  • 毎月のはじめに、2人で「使っていい上限額」を決める
  • 固定費・変動費・貯金(先取り分)の3つに分けて考える
  • 家計簿アプリやメモで「大きな出費だけでも」記録しておく

妻
今月は、2人で食費+日用品3万円以内を目標にしてみない?
夫
いいね。コンビニと外食の回数も一緒に見直そうか。

2人で話し合って決めることで、お金の使い方が「どちらか片方だけの問題」ではなく、
2人の共通プロジェクトになっていきます。


② ギャンブルでお金を取り戻そうとするのをやめる(パチンコ・スロットなど)

お金を貯めたいならギャンブルは相性最悪です。「今日こそは勝てるはず」「前に負けた分を取り返したい」という気持ちでパチンコやスロットに行くと、 負けるほどやめられなくなる悪循環にはまりやすくなります。

実際に私も、かつては「今度こそ勝てる」「もう少しだけ打てば出る」と思い込み、気づけば大負け。将来の貯金を大きく削ってしまったことがあります。

夫
さっきまで出てたし、もう少し粘れば取り返せる…!
夫
終わってみたら財布は空っぽ。帰り道はずっと自己嫌悪。

「取り返す」という発想のままだと、冷静な判断ができなくなり、2人暮らしの家計も時間も心の余裕も同時に削られていきます。

改善策1:取り返すことを諦めると決める

  • 今まで負けたお金は「高い授業料だった」と割り切る
  • 「今日こそ勝てるかも」という考えに気づいたら、「それはギャンブル脳」とラベルを貼る
  • 財布に多くのお金を入れて出かけない・ホールの近くに行かないなど環境から変える

改善策2:ギャンブルの代わりにやりたいことを見つける

私の場合はブログを始めたことでパチンコに行かなくなりました。「どうせ時間とお金を使うなら、将来の自分のためになることに使いたい」と思えたからです。

  • ブログ・副業・資格勉強など、手元に資産として残ることに時間を使う
  • 1回パチンコに行ったつもりで、そのお金を貯金口座にそのまま移す

ギャンブルをやめると、お金だけでなく時間と心の余裕も戻ってきます。そのリソースを「副業」「投資」「自己投資」に回す方が、2人暮らしの将来にとっては何倍もプラスです。


③ “見栄え重視”の買い物を続けるのをやめる

SNSや他人の暮らしを見て「私たちもああなりたい」と思うこと自体は悪くありません。
でも、見栄のためだけのブランド・インテリア・高額家電にお金をかけすぎると、家計は一気に苦しくなります。

2人暮らし・同棲カップルは新生活で家具・家電をそろえるタイミングが多く、背伸びした買い物をすると、クレジットカードの請求だけが増えがちです。

改善策:大きな買い物には「一晩寝かせルール」を

  • 1万円以上の買い物は必ず一晩寝かせてから決める
  • 「月収の10%を超える買い物は翌月まで保留」のマイルールをつくる
  • 本当に必要かどうかは2人で話し合って決める

「今すぐ欲しい」ものの多くは、時間が経つと熱が冷めます。そのフィルターを一度通すだけでも、見栄消費はぐっと減らせます。


④ 緊急用の貯金がゼロのまま放置するのをやめる

2人暮らしの家計で怖いのは、「もしも」の出来事が一度に重なったときです。急な病気、ケガ、家電の故障、実家への帰省などが続くと、貯金ゼロの状態では一気にピンチになります。

改善策:まずは「緊急用の口座」を1つ作る

  • 生活費とは別の緊急用口座を用意する
  • 給料日に自動振替で1〜2万円ずつ積み立てる
  • 最初の目標は「生活費1ヶ月分」、その後は「3ヶ月分」を目指す

「病気になっても、仕事を休んでも、しばらくは大丈夫」という安心感は、2人のメンタルにも大きく影響します。


⑤ 貯金や投資を「そのうちやる」と後回しにするのをやめる

「ボーナスが出たら始めよう」「収入が増えたら貯金しよう」。
こうして後回しにしているうちに、貯めやすい若い時期の時間がどんどん過ぎていきます。

改善策:給料日に「先取り」でお金をよけておく

  • 給料日に別口座へ先取り貯金(例:2人で2〜3万円)を自動振替
  • 残ったお金で1ヶ月をやりくりするスタイルに切り替える
  • 余力が出てきたらつみたてNISAなど少額から投資も検討する

つみたてNISAの始め方や銘柄選びは、【初心者向け】つみたてNISAのはじめ方でくわしく紹介しています。「貯める」から一歩進んで「増やす」ステップに進みたい人は、あわせてチェックしてみてください。


⑥ 「小さな浪費だから大丈夫」と放置するのをやめる

毎日のコンビニコーヒー、ペットボトル飲料、お菓子…。1回あたりは数百円でも、1ヶ月・1年単位で見ると数万円の差になります。

とくに2人暮らしだと「ついでに買っておいたよ」が2人分になるので要注意です。

改善策:コンビニを「毎日」ではなく「たまの楽しみ」に変える

  • 飲み物はコンビニではなくドラッグストアでまとめ買いする
  • 「のどが渇いたから」ではなく、「今日がんばったからのごほうび」に飲むドリンクにする
  • カフェに行く回数を「月◯回まで」と2人で決めておく

妻
コンビニのペットボトルを減らして、ドラックストアで箱買いにしない?
夫
いいね。浮いた分は旅行用の貯金に回そう。

「毎日のあたり前」を「たまの楽しみ」に変えるだけでも、2人暮らしの家計には思った以上のインパクトがあります。


⑦ 高金利の借金(リボ払い・キャッシング)を放置するのをやめる

リボ払いやキャッシング、消費者金融のカードローンなどは、金利が高く設定されています。
「毎月ちゃんと返しているのに、元本が全然減っていない…」という場合は、借金の構造そのものを見直す必要があります。

改善策:金利の高いものから優先的に返す

  • リストを作り、金利の高い順に並べる
  • 一番高いものに優先して追加返済する
  • 借り換えローン・おまとめローンが使えないか確認する
  • 今後はリボ払い設定をオフにし、カード枚数も絞る

借金を減らすことは、実質的には確実にプラスリターンを得る行動と同じです。
まずはマイナスを小さくするところから、一緒に立て直していきましょう。


⑧ 保険や備えを“入りっぱなし・放置”するのをやめる

昔加入したまま内容を見直していない保険はありませんか?
重複した保障や、今のライフスタイルに合っていない保険に入っていると、毎月の固定費がムダに高くなってしまいます。

改善策:年に1回「保険と備えの棚卸し」をする

  • 医療・生命・火災・自動車など、入っている保険をすべて書き出す
  • 2人ぐらしの今、本当に必要な保障だけを残す
  • 防災グッズや家電の買い替え費用なども、少しずつ積み立てておく

保険は「たくさん入れば安心」ではなく、「必要なものを必要な分だけ」が理想です。


⑨ 目的のない貯金&古いお金の知識のままでいるのをやめる

なんとなく貯金しているだけだと、途中でモチベーションが続かず、「結局つかってしまった」ということになりがちです。
また、NISAや税制・社会保険のルールが変わっても、情報をアップデートしないままだと、
知らないうちに損をしている可能性もあります。

改善策1:貯金には必ず「目的」と「期限」をセットにする

  • 「3年後に30万円で旅行に行く」「5年後に車の頭金として100万円ためる」など具体的に決める
  • 目的ごとに口座や積立設定を分けておく

改善策2:年に1回は「お金の棚卸し」をする


やめるべき行動と改善ステップ一覧

やめるべき行動理由改善ステップ
無計画な支出「なんとなく」で使い続けて貯金ゼロになりやすい2人でざっくり予算を決め、家計簿アプリやメモで大きな支出だけでも記録する
ギャンブルで取り返そうとする負けるほどやめられなくなり、家計と心が同時に削られる取り返すことを諦めると決め、ブログや副業など代わりの楽しみ・目標を見つける
見栄のための買い物SNSや他人軸の消費でクレカ請求だけが増える高額な買い物には一晩寝かせルール、月収10%超えは翌月まで保留する
緊急用貯金なし突発的な出費でカードローン・リボに頼ることになる生活費とは別の緊急用口座を作り、自動振替で毎月1〜2万円積み立てる
貯金・投資の先延ばし時間を味方にできず将来の資産形成が遅れる給料日に先取り貯金をし、余力が出たらつみたてNISAなど少額投資を検討する
小さな浪費の放置コンビニ・カフェ代が年間で数万円単位の差になるコンビニ頻度を減らし、飲み物はドラッグストアでまとめ買いしてごほうび化する
高金利の借金放置利息負担が重く、資産が増えにくい金利の高いものから優先返済し、借り換えやおまとめローンを検討する
保険・備えの放置ムダな保険料で毎月の固定費が膨らむ年1回の保険見直しで、2人ぐらしに必要な保障だけ残す
目的なし貯金&知識の更新停止モチベーションが続かず、制度変更にも対応できない目的別口座を作り、年1回お金の棚卸しと情報アップデートをする

お金を貯める第一歩は「やめること」から

お金を増やすテクニックや投資の話は、たしかにワクワクします。
でも、本当に大事なのは「ムダに流れ出ているお金を止めること」から始めることです。

今回紹介した9つのうち、すべてを一度に変えなくても大丈夫。まずは1つだけ、「これなら今日からやめられそう」というものを選んでみてください。

ギャンブルをやめてブログや副業に時間を使うようになっただけでも、お金の流れは大きく変わります。2人暮らしだからこそ、2人で同じ方向を向いて家計管理と向き合うことが、貯金体質への一番の近道です。

次のステップとしては、 「どうやって貯金を増やすか」「どうやって資産を育てるか」もセットで考えていくことが大切です。
つみたてNISAや共働き家計の整え方については、つみたてNISAのはじめ方共働き夫婦のお金の基本の記事も、あわせてチェックしてみてくださいね。