「共働きで二人暮らしなのに、月末になるとお財布がさびしい…」「副業で月1万円でも増えたら、だいぶ気持ちがラクになるのになあ」。そんなことを一度でも考えたことがあるなら、今回のテーマはまさにあなた向けかなと思います。
とはいえ、現実は仕事に家事にヘトヘトで、「副業なんてやる時間ないよ…」って感じる日も多いですよね。ネットで「副業 月1万円」と検索すると、キラキラした成功談や、本業とは別にがっつり働いている人の話ばかりで、「うちはここまで頑張れないかも」とそっと画面を閉じたくなることも。
この記事では、そんな共働き二人暮らしの目線で、「副業で月1万円」を現実的なラインとして捉えながら、在宅でできる仕事の選び方や、夫婦で無理なく続けるためのコツをまとめました。読み終わるころには、「とりあえず、うちはこの一歩からやってみようかな」と思える種がひとつでも見つかればうれしいです。
共働き二人暮らしで「副業 月1万円」を目指す意味
最近は物価も上がり続けていて、家賃・食費・光熱費・通信費など、二人分の生活費は想像以上にじわじわと増えています。そこにサブスクやちょっとした外食が重なると、「気づいたら今月もあまり残っていない…」という状況になりがちなんですよね。
月1万円が二人暮らしの家計にもたらす安心感
月1万円って、大金ではないかもしれません。ただ、二人暮らし・共働きの家計にとっては意外とインパクトのある金額です。
- 電気代やガス代の値上がり分をカバーできる
- 毎月の外食1〜2回を「罪悪感ゼロ」で楽しめる
- つみたてNISA・iDeCoなどの投資の原資に回せる
- 急な冠婚葬祭・家電の故障などのプチトラブルに備えられる
「あと1万円」があるだけで、月末の不安やイライラが少しやわらぐんですよね。お金そのものはもちろんですが、気持ちの余裕が増えるのが大きいところだと思います。
「月1万円だからこそ」現実的で続けやすい理由
副業というと「月5万円」「月10万円」といった大きな数字が目に入りがちですが、本業も家事もある共働き夫婦にとってはかなりハードルが高めです。無理にそこを目指すと、途中で燃え尽きてしまう可能性もあります。
その点、「副業で月1万円」は、
- 平日30分〜1時間+週末少し、くらいの作業時間でも届きやすい
- 在宅でできる仕事だけでも十分に目指せる
- 失敗しても「経験だったね」と笑ってやり直せる
という、現実的で続けやすいゴールになりやすいです。最初の一歩としてはちょうどいいラインかなと感じています。
共働き夫婦の「副業あるある」とつまずきポイント
とはいえ、共働き二人暮らしで副業を始めると、「あるある」な悩みもセットでついてきます。ここを最初に知っておくだけでも、少し気がラクになります。
時間がない・続かない…共働きのリアルな壁
共働きの副業のいちばんの壁は、とにかく「時間がない」ことですよね。
- 平日は仕事終わりでクタクタ、家事も残っている
- 休日はまとめて家事・買い物・実家への顔出しなどで埋まりがち
- 副業の時間をひねり出そうとして、睡眠時間を削ってしまう
最初の数日は気合で頑張れても、1〜2週間経つとだんだんしんどくなってきて、「また今度でいいか」と手が止まってしまう…という流れは、かなり多くの人が経験していると思います。正直、私も何度かやらかしました。
「誰でも簡単に稼げる副業」の落とし穴
SNSや広告でよく見かける「スマホだけで誰でも簡単に月◯万円」「コピペするだけでお金が増える」といった副業には、注意が必要です。
- 高額な情報商材や教材を買わされる
- よく分からないコミュニティに勧誘される
- 具体的な仕事の中身や単価が曖昧なまま話が進む
本業も忙しい共働き夫婦にとっては、こうした怪しい案件に時間もお金も取られてしまうのはもったいないですよね。「誰でも」「簡単に」「すぐ」という言葉が並んでいたら、一度立ち止まって冷静に疑ってみるくらいがちょうどいいかなと思います。
税金や確定申告がなんとなく不安な人へ
副業を始めるときに、「税金とか確定申告ってどうなるの?」と不安になる方も多いです。細かい制度を最初から完璧に理解する必要はありませんが、
- 副業の収入も、条件によっては確定申告が必要になる
- 会社の就業規則で副業が禁止・制限されていることもある
といったことだけ、頭の片すみに置いておくと安心です。大きく稼ぐ前に、ざっくり全体像だけでも理解しておくと、あとで慌てなくて済みます。
共働き 副業 月1万円の現実ラインをイメージしてみる
ここからは、「副業で月1万円」をもう少し具体的な数字に落とし込んでみます。ふわっとした目標のままだと動きづらいので、「どれくらいの作業時間が必要なのか」をイメージしてみましょう。
月1万円=どれくらいの作業時間が必要?
たとえば、副業の単価が「時給1,000円」くらいのイメージだとすると、
- 月1万円 ÷ 時給1,000円 = 10時間/月
となります。10時間を4週間で割ると、週あたり約2.5時間。これをさらに平日に分けると、
- 平日4日間 × 30〜40分くらい
というペースです。こうして見ると、「意外と現実的かも…」と感じませんか?
もちろん副業の内容によって単価は変わりますし、慣れるまではもっと時間がかかることもあります。ただ、「月1万円」レベルなら、平日少し+休日少しの積み重ねで狙える範囲だとイメージしておくと、変なプレッシャーが減ります。
1週間のスケジュール例(平日+休日パターン)
例として、共働き二人暮らしの1週間の中で、副業時間をどう作るかをざっくり考えてみます。
- 月曜〜木曜:朝30分 or 夜30分を副業タイムにする(合計2〜4時間)
- 金曜の夜:完全オフにして二人でごはんを楽しむ
- 土曜:午前中の1時間だけ集中して作業する
- 日曜:基本は休み、どうしても足りないときだけ30分だけ作業
このくらいのペースでも、1週間で3〜5時間の副業時間が作れます。無理に毎日詰め込むより、「休む日」をあえて作っておいた方が続きやすいと感じる方も多いはずです。
二人暮らし・共働き夫婦に相性の良い副業5選
ここからは、二人暮らし・共働き夫婦に相性の良い副業を5つピックアップして紹介します。どれも在宅で取り組めるものが中心です。
在宅Webライター:スキマ時間を文章に変える
文章を書くことに抵抗がなければ、在宅Webライターは共働きでも挑戦しやすい副業のひとつです。自分のペースで進められる案件も多く、夜や週末に少しずつ作業できます。
- メリット:PCがあれば始められる、在宅で完結する
- デメリット:最初は単価が低めで、慣れるまで時間がかかる
最初は1文字0.5円〜1円くらいの案件からスタートすることが多く、1記事2,000文字で1,000〜2,000円といったイメージです。月5本書ければ、月1万円が見えてきます。
ブログ・SNS発信:中長期で効いてくる副業
ブログやInstagram、X(旧Twitter)などのSNSで情報発信をして、広告やアフィリエイト収入を目指す方法もあります。これは「すぐに月1万円」というより、中長期で積み上がっていくタイプの副業です。
たとえば、二人暮らしの食費のことや共働きの家事分担、節約アイデアなどを発信していくと、同じ悩みを持つ人が集まりやすくなります。当ブログでも、二人暮らし家計や共働きのお金の話を中心に情報をまとめているので、発信内容の参考にしてみてください。
フリマアプリ・不用品販売:初月から狙いやすい副業
副業初心者におすすめなのが、メルカリなどのフリマアプリでの不用品販売です。家の中を一度見直してみると、
- 読み終わった本やマンガ
- 着なくなった洋服やバッグ
- 使わなくなった家電やガジェット
など、「売れるかもしれないもの」がけっこう眠っていたりします。これらをまとめて出品するだけでも、初月から月1万円に届くケースもあります。
二人で「これは出していい?」「これは取っておこう」と話しながら進めると、家の中も片づいて一石二鳥です。
スキルシェア・ココナラ:得意なことをそのまま副業に
イラストが描ける、デザインが好き、エクセルが得意、結婚式のプロフィールムービーを作ったことがある…。こういったスキルがあれば、ココナラなどのスキルシェアサービスで出品するのも選択肢のひとつです。
- 1件あたり2,000〜5,000円程度の案件を月数件こなす
- 最初は低単価でも、実績が増えるごとに値上げしていく
といった形で、月1万円を目指しやすくなります。得意なことを活かせるので、楽しみながら続けやすいのもポイントです。
ポイ活・アンケートは「副業」より生活の+αとして
ポイントサイトやアンケートモニターなどの「ポイ活」も、コツコツ続ければ月数千円〜1万円程度を目指せることがあります。ただ、時間単価を考えると、ガッツリ「副業」として取り組むより、
- 通勤時間や待ち時間のスキマにちょこちょこやる
- 本格的な副業の合間に気分転換として取り入れる
くらいの距離感で付き合うのがおすすめです。
共働きでも続けやすい「副業の時間」の作り方
どの副業を選ぶにしても、「時間がなければ続かない」のは共通です。ここでは、共働き二人暮らしでもムリなく副業時間を作るための工夫をまとめます。
朝活・通勤・すきま時間の活かし方
朝30分だけ早く起きて作業する「朝活」は、共働きとの相性がいいと感じる方も多いです。夜よりも頭がスッキリしているので、文章を書く・企画を考えるなどの「頭を使う作業」に向いています。
また、
- 通勤電車の中でリサーチや構成を考える
- 昼休みにブログの下書きをメモアプリに書いておく
といった「細切れ時間」を事前準備に使うと、自宅でのまとまった時間を有効活用しやすくなります。
家事の時短と分担で1日30分をひねり出す
副業時間を増やすために、家事の時短と分担も大事なポイントです。
- 平日は炊飯器+味噌汁だけ作り置きして、おかずは簡単なものに絞る
- 掃除はロボット掃除機やクイックルワイパーで「完璧を目指さない」
- 洗濯物は畳まずハンガー収納にして、畳む時間を削る
こうした工夫で家事にかける時間を1日30分でも減らせれば、その分を副業に充てられます。二人で「どこなら手を抜けそうか」を一度話してみると、意外と削れる部分が見つかるかもしれません。
二人で決める「副業の優先度」と付き合い方
もうひとつ大切なのは、「副業をどれくらいの優先度にするか」を二人で共有しておくことです。
- 平日は無理せず、週末の午前中を中心にやる
- 月に◯回は副業のことを考えない完全オフデーを作る
- 体調が悪いときや忙しい時期は、無理に続けようとしない
といった「マイルール」を作っておくと、「副業のせいで関係がギスギスする」という事態を防ぎやすくなります。
副業で月1万円を目指すときの注意点
最後に、共働き夫婦が副業で月1万円を目指すうえで押さえておきたい注意点を整理します。
就業規則と副業ルールは最初にチェック
会社員の場合、まずは勤め先の就業規則で、副業が認められているか・条件付きかを必ず確認しておきましょう。
- 「副業禁止」と明記されているケース
- 申請すればOKなケース
- 本業に支障がなければ黙認されているケース
など、会社によってルールはさまざまです。後からトラブルにならないよう、ここだけは最初にチェックしておくのがおすすめです。
詐欺まがいの副業・高額商材に要注意
「初月から月◯万円確定」「スマホだけで放置OK」など、うますぎる話には必ず裏があります。登録料や高額な教材費を求められたときは、一度立ち止まってクールダウンしてみてください。
副業は「少し手間をかけて、お金の代わりに価値を提供する」ものです。そこをすっ飛ばしている案件は、基本的に疑ってかかるくらいでちょうどいいと思います。
税金・確定申告まわりはざっくり仕組みだけ押さえる
副業の収入が増えてきたら、税金や確定申告が必要になるケースもあります。とはいえ、いきなり難しい税法を勉強する必要はありません。
- 「副業でいくらぐらい稼いだら申告が必要になりそうか」
- 「どんな書類を残しておけば安心か」
このあたりを、税務署や公式サイト・信頼できるマネー系サイトでざっくり確認しておくと安心です。分からない部分は、必要になってから専門家に相談するのでも十分間に合います。
月1万円を「家計」と「将来」にどう活かす?
せっかく副業で月1万円を稼げるようになったら、そのお金をどう使うかも大事なポイントです。使い方次第で、家計の満足度も将来の安心感も変わってきます。
夫婦のちょっとした楽しみを増やす使い方
たとえば、
- 月1回のちょっと贅沢な外食代にあてる
- 二人の趣味(ライブ・旅行・推し活など)の積立にする
- 誕生日や記念日のプレゼント用の「イベント貯金」にする
といった使い方をすると、「副業で頑張った分、二人の楽しみが増えたね」と感じやすくなります。これはモチベーション維持にもつながります。
固定費の見直し+積立投資に回すアイデア
もう一歩踏み込んで、月1万円を「家計の底上げ」に回すのも選択肢です。
- 格安SIMや電気料金の見直しで浮いたお金+副業1万円を、つみたて投資に回す
- 将来の引っ越し費用・マイホーム資金・子どもの教育費の準備にあてる
このあたりは、共働き家計の土台作りや固定費の見直しを解説している記事とセットで考えるとイメージしやすくなります。モブのブログ内でも、共働き夫婦の家計管理や二人暮らしの固定費見直しの記事を用意しているので、気になる方はそちらもあわせて読んでみてください。
共働き家計の土台づくりは別記事でじっくり
副業で月1万円を増やすのも大事ですが、「そもそもの家計の流れ」を整えることも同じくらい大切です。共通口座の作り方や二人のお金のルール決めについては、別の記事でじっくりまとめています。
おわりに|完璧じゃなくていい、「二人で選べるお金」を増やしていこう
共働き二人暮らしで副業を考えるとき、大事なのは「完璧な副業プラン」よりも、「二人で納得して選んだ一歩」です。
月1万円という目標は、小さく見えるかもしれません。でも、その1万円が生まれるまでの過程で、
- お金とちゃんと向き合う習慣
- 家事や時間の使い方の見直し
- 二人で話し合う機会
が少しずつ増えていきます。それが積み重なっていくと、数字以上の価値になるんじゃないかな、と個人的には思っています。
わが家も、最初からうまくいっていたわけではなくて、「この副業は合わなかったね」「このやり方なら続けられそう」と試行錯誤の繰り返しでした。うまくいかなかった経験も含めて、「二人でお金のことを選んできた時間」そのものが、今では大事な財産です。
この記事が、あなたとパートナーの「副業で月1万円」に向けた最初の一歩のヒントになればうれしいです。無理のないペースで、二人らしいお金との付き合い方を一緒に育てていきましょう。






