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共働き夫婦のつみたてNISA入門|月いくら?シミュレーション付

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「つみたてNISAってよく聞くけど、結局なにがお得なの?」って、最初はふわっとしがちですよね。私も同じで、投資って怖いイメージが先に来ていました。

ただ、銀行に預けていても増えにくい時代だし、将来のお金(年金や老後の生活費)を考えると、少しずつでも“自分で準備しておく”安心感は大きいなと感じています。つみたてNISAは、その第一歩としてかなり相性がいい制度です。

読む前に1分だけ|今日やることチェック
難しいことは後回しでOK。まずは「自分に必要な積立額」を決める材料だけ揃えましょう。

  • 家計アプリ or 明細で「毎月いくら貯金できてるか」をざっくり確認
  • 無理なく続く積立額(まずは月1,000円〜でもOK)を決める
  • 夫婦それぞれで「毎月の積立ルール」を1つ決める(例:給料日に自動積立)

積立の原資が作りにくいなら、先に固定費を整えるとラクになります。家計の見直し順が分かるので、ここから読むのがおすすめです。
共働き二人暮らしの固定費見直し術(順番つき)

※決めきれない人は「まず月1,000円で試す」でも十分です。続けられる形がいちばん強いです。

つみたてNISAって結局なに?(新NISAとの関係)

つみたてNISAは、ざっくり言うと「投資で出た利益に税金がかからない(非課税になる)制度」です。通常、投資の利益には税金がかかりますが、NISA口座内ならその税負担が軽く(基本的に非課税で)受け取れます。

ここで大事なのが、いま多くの人が言っている“つみたてNISA”は、2024年からの新NISAの中にあるつみたて投資枠を指していることが多い点です。言葉としては「つみたてNISA」が残っている感じですね。この記事も、初心者が迷わないように、現行制度(新NISA)に合わせた内容でまとめます。

つみたてNISAの基本ルール(非課税・上限・期間)

「結局どれくらい積み立てられるの?」が一番気になると思うので、まずはルールを表で整理します。細かい例外はありますが、初心者はまずこの“骨組み”だけ押さえればOKです。

項目内容(目安)
年間の投資上限つみたて投資枠:年間120万円まで
非課税の保有限度額(生涯)合計1,800万円(売却すると翌年以降に枠が復活)
非課税期間無期限(長期向き)
買える商品長期の積立・分散に向いた一定基準を満たす投資信託など
売却いつでも可能(必要なときに現金化できる)

旧つみたてNISAとの違い(年40万→今は?)

昔のつみたてNISAは「年40万円まで」という時期がありました。いまは制度が変わって、現行の枠は“年間120万円(つみたて投資枠)”になっています。

ここ、地味に混乱ポイントなんですよね。「つみたてNISA」と検索して出てくる記事が古いと、数字がズレていて不安になります。なので、迷ったら“制度の数字は公式で確認”のクセを付けるのが安心だと思います。

つみたてNISAが向いている人・向かない人

つみたてNISAは「短期で一気に増やす」より、「時間を味方にしてコツコツ育てる」タイプの制度です。共働きで忙しいほど、相性がいいと感じています。設定さえできれば、基本は放置で回るからです。

  • 向いている人:投資初心者/コツコツ続けられる/忙しくて投資に時間をかけたくない/老後や将来のお金が不安
  • 向いていない人:短期で増やしたい/値動きがあると眠れないタイプ/生活防衛費がまだ少ない

「夫婦で家計を整えたいけど、管理が続かない…」ってときは、投資より先に“仕組み”を作るとスムーズです。貯金と積立の分担がラクになるので、ここは合わせて読んでおくと迷いが減ります。
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何を買えばいい?初心者が迷わない選び方

初心者が一番つまずくのが「商品が多すぎて決められない」問題です。ここで大事なのは、完璧を目指さないこと。最初の正解は、だいたい“続けられる仕組み”の方だったりします。

選び方はシンプルに、次の3つで考えるのがラクです。

  • 広く分散できているか(1つの国・会社に偏りすぎない)
  • コスト(信託報酬など)が低めか
  • 長期で積立しやすい設計か

オルカンとS&P500、どう選ぶ?

定番としてよく挙がるのが「全世界株式(オルカン)」と「米国株式(S&P500)」です。オルカンは世界中に分散できるので、初心者が“まず一本”で持ちやすいタイプ。S&P500は米国中心で、米国の成長に賭けるイメージが強めです。

迷うなら、私は「不安が強いなら分散が広い方」を先に選ぶのが安心だと思います。もちろん、どちらが正解というより“自分が続けられる方”が大事です。

債券はアリ?なし?(筆者の運用ルール)

ここは体験談として書きます。私はNISAを始めて5年ほど経ちます。きっかけは、YouTubeで両学長(リベ大)を見て「銀行に置きっぱなしはもったいないかも」と思ったことでした。

始めたのがちょうど12月初めくらいで、当時は口座開設に時間がかかって年内に買えず、「もう少し早く動いてたら…」と後悔したのを覚えています。こういう“機会損失”は地味に効くので、口座開設だけでも早めが正解だと思います。

運用ルールは、私はリスク寄りのS&P500を5割、もう5割は債券寄りなどの安定型にして、気持ちのブレを減らす形にしています。増えても減っても基本は放置で、いまのところ資産の増加率は50%を超えています。もちろん相場次第で上下するので、これは“結果の一例”として読んでくださいね。

月いくら積み立てる?20年シミュレーション

「毎月いくら積み立てればいいの?」は、家庭状況で正解が変わります。なのでここでは、年利5%で運用できた場合の“目安”を置きます(将来の利回りを約束するものではありません)。

毎月の積立額20年の積立総額(元本)20年後の目安(年利5%想定)
5,000円120万円約205万円
10,000円240万円約411万円
30,000円720万円約1,233万円
50,000円1,200万円約2,055万円

二人暮らしだと、ここを“夫婦それぞれ”で少額から積み立てる形も取りやすいです。月1万円でも、2人でやれば月2万円。こういう積み上げって、あとから効いてきます。

ここまで読んだ人向け|積立額を決めるコツ
悩むポイントはだいたい同じなので、先に“決め方”だけ置いておきます。

  • 生活防衛費(目安:生活費の3〜6か月分)がまだなら、積立は少額でOK
  • 積立額は「増やす」より「続ける」を優先(上げるのは慣れてからで十分)
  • ボーナスで無理に埋めようとしない(続かない原因になりやすい)

積立の原資づくりが先に必要なら、節約の打ち手をまとめた記事が役立つと思います。通信費や保険など“効くところ”から攻める内容です。
無理せず年間20万円貯まる!今日からできる節約術11選

※「月いくらが正解か分からない…」って人は、まず月1,000円で“仕組み化”だけしてみるのもアリです。

始め方は3ステップ(口座開設〜積立設定)

つみたてNISAの始め方はシンプルです。一度設定できれば、あとは自動で積立してくれるので、共働きでも続けやすいのが良いところだと思います。

  • 証券口座を開設する(SBI証券・楽天証券など)
  • NISA(つみたて投資枠)を申し込む
  • 商品と積立額を設定する(引落口座もセット)

よくあるつまずき(口座開設が間に合わない等)

私がやらかしたのがここです。口座開設って、思っているより時間がかかることがあります。本人確認のやり直しになったり、書類の不備で止まったりすると、気づいたら月末…みたいなこともあります。

なので、投資を始めるか迷っている段階でも、口座開設だけ先に進めておくのはかなりおすすめです。やるかどうかを決めるのは、口座ができてからでも遅くありません。

よくある質問(不安の解消Q&A)

Q:元本割れが怖いです

元本保証ではないので、下がることはあります。だからこそ「生活費を削って無理に積み立てない」「少額から始めて慣れる」「長期で見てブレを小さくする」この3つが現実的だと思います。

Q:忙しくて投資の勉強ができません

分かります。私も最初は怖かったし、調べても情報が多すぎて疲れました。つみたてNISAは“自動で積立する仕組み”が作れるので、最初に決めるポイント(商品・金額・引落)だけ押さえれば、毎日勉強しなくても回ります。

Q:夫婦でどう進めるのがいい?

ざっくり言うと「各自で積立」+「家計の仕組みは共有」がやりやすいです。積立はそれぞれの口座で、家計は共通口座で管理、みたいに役割分担すると揉めにくいと感じます。

「やってみようかな」と思えたら|次の一歩はこれでOK
申し込むかどうかは一旦置いて、進むための行動だけ小さく切ります。

  • 証券口座の開設だけ進める(ここが一番時間がかかりがち)
  • 積立額は月1,000円〜で“自動化”を優先する
  • 商品は「分散が広いもの」から検討して迷いを減らす

家計の仕組みが整うと積立も続きやすいので、先に読むならこの2本が相性いいです。どちらも“揉めにくい形”を作る内容です。
共働き二人暮らしの固定費見直し術(順番つき)
共働き夫婦の家計管理は「共通口座×個人口座」でラクになる

※「半年だけ試す」くらいの気持ちで十分です。続けられる形が見つかったら勝ちです。

まとめ|つみたてNISAは“放置で増やす仕組み”を作ること

つみたてNISA(新NISAのつみたて投資枠)は、投資初心者でも始めやすく、長期でコツコツ資産形成をしやすい制度です。税金面のメリットも大きいので、貯金だけだと不安…という人の選択肢としてかなり優秀だと思います。

大事なのは、短期で増やそうとしないことと、無理のない金額で続けること。私自身、始めたタイミングが遅くて年内に買えなかった経験があるので、「迷ってるなら口座開設だけ先に」がおすすめです。つみたてNISAは、早く始めるほど“続ける時間”が取れる制度でもあります。